2007年02月20日

オイダラ山の巨人「三コ」は鬼神三吉と解った事

三コ
三コ斎藤 隆介 滝平 二郎

福音館書店 1969-08
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新編「日本随筆紀行」「第9集 民話は生きている」中の「なまはげの起源」斎藤壽胤
を読んで、東北地方の鬼に関しての文献資料として眺めていたのだが、
ここで30年来の謎が氷解した。

心にふるさとがある (9)
心にふるさとがある (9)作品社編集部

作品社 1998-04
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「花さき山」という絵本がある。

花さき山
花さき山斎藤 隆介 滝平 二郎

岩崎書店 1969-01
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モチモチの木 八郎 ソメコとオニ 半日村 ベロ出しチョンマ



とある時には教科書にも載っていた「モチモチの木」作者の斉藤隆介、そして切り絵師の滝平二郎コンビの作品だが、


斎藤 隆介, 滝平 二郎

モチモチの木




「花さき山」の中に同じコンビ作品中にある「八郎」と「三コ」の話が描かれている。



斎藤 隆介, 滝平 二郎

八郎




小さい子供なりに同じ作者の世界観作品が繋がっている事は奥行きを感じて楽しかったのでよく記憶している。

「そらいろのたね」に「ぐりとぐら」や「いやいやえん」に出てくるキャラがかかれていて嬉しくなるのと同じ感覚だ。

そらいろのたね
そらいろのたねなかがわ りえこ おおむら ゆりこ

福音館書店 1967-01
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ぐりとぐら ぐるんぱのようちえん だるまちゃんとてんぐちゃん おおきなかぶ―ロシア民話 ぐりとぐらのおきゃくさま


ぐりとぐら
ぐりとぐらなかがわ りえこ

福音館書店 1967-01
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しろくまちゃんのほっとけーき はらぺこあおむし おおきなかぶ―ロシア民話 ぐりとぐらのえんそく いないいないばあ


いやいやえん―童話
いやいやえん―童話中川 李枝子 大村 百合子 子どもの本研究会

福音館書店 1962-01
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ももいろのきりん エルマーのぼうけん もりのへなそうる たんたのたんけん おしいれのぼうけん



(手塚やCLAMPのキャストシステムのごく小さい子供でもわかるような感じとでも理解していただきたい)

で、幼稚園児の俺が「三コ」の絵本を朗読していて
「三コと呼ばれる水のみ百姓の小セガレの、三吉だか三太だかの話。」というフレーズに対して、
俺のバカオヤジが「「三コ」だったら「三太」じゃないじゃないか」という恐ろしく大人気なく、何の解決にも繋がらない批判だけのくだらない言葉をよこしやがった。
幼稚園児に向かって30超えたオッサンがですよ。ありえないくらい馬鹿者でしょ。
遺伝子治療でコイツのDNAを体内から全て消したい位、血が繋がってる事が嫌でしょうがないんですけど。

でも、俺は幼稚園児なりに「じゃあ、本当は何て名前だったのだろう?」って事が気になったわけですわ。

でも、小学校に入り「ベロ出しチョンマ」という作品集とも出会ってみたものの結局、その答えは見つからなかった。

ベロ出しチョンマ
ベロ出しチョンマ斎藤 隆介

理論社 2004-02
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時は移ろい、唯物無神論者ながら、人間心理分析の一環として童話寓話民俗学が片手間に好きな人間に成長した俺な訳だが、
先日の柴錬立川文庫での「すけざ」との再会以上の年数を置いた回答にひょっこりと出あった。

猿飛佐助
猿飛佐助柴田 錬三郎

文芸春秋 1975-03
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真田幸村 真田十勇士 真田忍侠記 (上) 真田忍侠記 (下) 赤い影法師


黄金の日日 完全版 第一巻
黄金の日日 完全版 第一巻市川染五郎 栗原小巻 林隆三

ジェネオン エンタテインメント 2004-06-25
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黄金の日日 完全版 第三巻 黄金の日日 完全版 第二巻 黄金の日日 完全版 第四巻 黄金の日日 完全版 第五巻 黄金の日日 完全版 第七巻



調べ物はいつかはパズルのピースのようにピッタリ繋がるもの、
突き詰めていったものには必ず巡り巡っても同じ個所、研ぎ澄まされた頂点に至るという体験は何度もしてきている私なのだが、
ここまで偶然のような必然と言うものは楽しくて仕方がない。

しかも今回の長年の疑問はめちゃくちゃ幼少の頃でもあり、そんな頃の記憶が明確な俺も俺だし、オイダラ山=太平山、秋田や東北の現地の方々からすればそんなの当たり前と言う程度の事だったかもしれないが、江戸っ子の俺としてはメルヘンの世界の架空の山の名前とばかり思っていたのが、どちらかと言えば民話を取り入れたファンタジー作品だったという結論に自分で一人勝手に驚愕した。

太平山三吉神社というのがあるそうで
http://www.miyoshi.or.jp/yuisyo.html

三吉鬼とは下記
http://scene5.com/yokai/database/data/s/sanki.htm

文学作品や論文などは著作権の関係上、ググッたところでWeb上「だけ」でなんでも解る見つかると言う訳でも当然ないというのをたまたま手にとった書籍からしみじみ確認する形となった。

斎藤隆介童話集
斎藤隆介童話集斎藤 隆介

角川春樹事務所 2006-11
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新美南吉童話集 浜田廣介童話集 手ぶくろを買いに のだめカンタービレ #17 (17) のだめカンタービレ (16)


「大工と鬼六」の話のようにはこちらは何の約款も交わしていないが、名前という魔術的要素のあるものを突き止める謎解き気分というものをしっかり味あわせていただいた。
何十年なので時間掛かりすぎだが(W

だいくとおにろく
だいくとおにろく松居 直 赤羽 末吉

福音館書店 1967-02
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かさじぞう ももたろう スーホの白い馬―モンゴル民話 三びきのやぎのがらがらどん―アスビョルンセンとモーの北欧民話 おだんごぱん―ロシア民話
posted by dragon at 03:30 | TrackBack(0) | 書籍
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