2007年08月09日

ハリウッド型バブルを脱するには

>どうしてハリウッド映画は予算に何百億円もかけられるのか?
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070808_movie_money/

いきなり冒頭の参照資料が古すぎるし、引用しているソース箇所がよりのもよってずれてる。

>コストが高いビジュアル・エフェクトを多用した作品の台頭

コレ逆!
当時のジェームス・キャメロンですら曰く、
「タイタニックはCGを使わなかったら更にコストがかかる」
つまりCGはコスト削減のために使われているのだ。


>ポスト・プロダクションの細分化、

コレも逆!
むしろ専門特化された部署を纏めた組織になったからこそ、クオリティアップと効率化が図れている。
頭からお尻まで面倒見ますなんてプロダクションの方が何が出来るんだか怪しい。


>俳優の出演料の高騰化、

これは異論無し。いっそCGキャラだけで映画作った方が安い。
一人のギャラだけで別の映画撮れるだろ。


>ヴィデオソフトや衛星放送などといった2次収益市場の拡大化によって、製作費の枠もそれに比例して大きくなった

これは一部賛成、一部反対。
確かに映画館での上映やテレビ放送だの一過性コンテンツと、何度もリピートして閲覧可能なビデオ以降のメディアでは、何度も視聴に耐えられるクオリティを要求される。

とはいえ昨今のCGガンガンのクソ映画と、白黒作品でも何度見ても泣ける映画というのはあるだろうから本質は表面ではない。むしろストーリーだのの骨子の品質とコストは無関係だから。


それと末尾の昨今の邦画事情といいつつ、途中まで切り分けてたアニメと集計結果についてちゃんぽんにしてる。

>いわゆる「実写」よりも「アニメ」の方が低予算でそれっぽいのが制作でき、なおかつ国際展開もしやすいので資金回収がしやすいだけでなく収益もきっちり上がるようになってきた、と。

の後に


>ジブリはやはり強かった!

って記事を引っ張るんじゃ矛盾してるじゃん。


テレビ局バーターだの安っぽいサクラが映画褒めてるCMだの見ても映画館なんてオレはいかねーし。

ぶっちゃけヤバイからスルーしてるのかもしれないけど、
何で日本の映画ってのは料金高いのかって点で、
興行って仕組=地元ヤクザの仕切りって慣習がいまだに悪影響を引いてるってのが問題なんだよ。

芸能だエンタメだってのは過去の負の遺産で結局ヤクザとべったりだったことの呪縛がある。

そういう悪習をビデオレンタルや、Web配信ってものはスルーしやすい環境だったってのがある。
(金になればWebにもヤクザはゴロゴロしてるけど、それ以前のメディアよりはマシって事だよ)

メディアが多様化して1リソース、マルチコンテンツって収益モデルができてる事に加え、そういうメリットもある。

出版社や編集者なんて奴らのご機嫌伺わなくてもBlogで誰でもモノは書けるし、
映像配信だって映画館やテレビ屋なんてのもスルーできる。


でも、クロスメディアや、デジタルでの最大のメリットのマルチプラットフォームってのはあるけど、だからこそ骨子が肝なのにその議論もどの記事も抜け落ちている。

結局、ホントの底入れをするにはストーリーテラーの育成が必要なんだよ。
映画だけの上っ面話をしているから結局そこには辿りつけてない。

posted by dragon at 14:58 | TrackBack(0) | 映画
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