2006年02月16日

楽天という企業の本質は何か

>楽天が最終黒字に転換、経常益は2.3倍に ECが順調
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/16/news083.html

ECじゃなくて株屋って面がメインの収益源だろ。
経常で見るもんだろ、こういう資料、売上額面じゃなくて。

>楽天の05年12月期連結決算、初の最終黒字、信販事業が貢献
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/ex03/422484

>楽天、ブランド向上やシナジーで過去最高の決算--金融の比率が6割強に
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20096685,00.htm


>楽天の2005年度決算、グループ間のシナジー効果で大幅増収増益
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/02/16/10917.html

野球が黒字とは俺も吃驚だ。

LinkShareの事も外せない筈だが、
手持ちのカードから言えば楽天アフィリエイトとのダブリなんだから、
真のシナジーでなくて、単純な合算状態であり、掛け算じゃないだろう。

でもさあ。

AmazonがA9とかやって足掻いても、
取り残されてる日本ではネットの本屋さんってイメージなかなか脱却できないのと同様、

(海外じゃまた違うんだけど、こういう仕掛けは割とイノベーション的にオモロイ)
>Amazon、iTunes&iPod対抗サービスを計画
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/16/news067.html

>「米Amazon.comがデジタル音楽配信サービス事業に参入へ」,英米メディアが報道
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20060217/229633/


楽天てのは株屋でなくて「市場」ってのがブランドとしてのとらえられ方だし、
他の企業との差別化や優位点的に見て一番特徴のある所だとも思うんだよね。

株なら松井証券や、カブドットコムだろうが何処でもあるわけだし、
差別化要因てほど此処に打ち出せてるメリットは少ない。
(日経テレコンだのデータベース参照が無料というサービスをしてる企業とかはあるが)

で、EC順調といいながら

>楽天ポイント騒動、「インパクトは5000〜6000万円」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/16/news072.html

>楽天三木谷社長、ポイントキャンペーン騒動で謝罪〜損失額は5,000万円
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/02/16/10913.html

最早根幹事業だったEC技術が疎かになってきている証拠であり、
じゃぁオンライン株屋として、他より秀でているかというとそうでもない。

このままだと、事業の根幹からのズレが出てきて影響は大きくなる筈。

そしてWeb2.0への脱却ができるかというと、
発想的には全然1.0の域のままで、着手しているもののコンセプトも技術も中途半端な感を受ける。

ライバルは日本ではAmazonはそれ程でもなかっただろうが、
Yahooと7&Yが協力して仕掛けてくる動き方によっては、
いつの間にやら競合に・・・てな事もおきるかもしれない。

まぁそうは言ってもYahoo側含めてWeb2.0的になれるかというと、疑問だし、
楽天の体育会系社風ががらりと変われるともおもわないんだけど。

しかし、変わらないと固定化してしまう。
固定化すること=動けない事を死に体とも言うよね。

C-net記事がいいタイミングで突っ込みしてる。
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20096685,00.htm
<blockquote><em>
>今後の新展開として時期は未定だが、ポータル・メディア事業でソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を開始する予定であることも明かされた。楽天はSNSを手がけるグリーに5%程度出資している。グリーのシステムを使うかどうかは定まっていないが、コミュニティー事業として、楽天広場ブログ、楽天フォトアルバムに次ぐ新サービスの位置づけだ。</em></blockquote>

SNSっつったら元楽天の田中さんラインのGREEがあるじゃん!てのがすぐ想起される感じだが、
招待制の差別化がいいとは思うものの、もう既にmixiがあのままでは1人勝ちだし、大量の会員誘導は見込めない。

かといってLivedoorフレパ状態に後からなし崩しに開放しても全然盛り上がらないってのの後を追う事になり、
むしろ招待されて入っていた人たちは根幹的なコンセプトが違う訳だから、退会してしまって
「やっぱmixiでいいや」って敵に塩を送る必然最悪の事態となるのをGREEは凄く恐れてるんだろうと思う。

>楽天広場ブログ、楽天フォトアルバムに次ぐ新サービス

このやり方、発想がWeb1.0的で、Web2.0側に来るのはむりぽって感じが。
何で別の仕組みを無理やリ組み込んで歪にするかなぁと。
田中さんの遺産の楽天広場ってのは、会員同士の横のつながりが作れる特徴もあるBlogシステムだって自分たちが解ってないんじゃない?
(他にも会員の横繋がりは、はてなダイアリーは言うに及ばないが、
最近ではアメブロがコミュニティーとしての機能充実を進めている)

>サイバーエージェント、「Ameba マイページ」でサービス間をつなぐ
http://cgi.itmedia.co.jp/g/02_1002061e11_/enterprise/articles/0602/16/news005.html

既存システムの改良拡張で進めば良い物を、何で別の入れ物がわざわざ必要なの?
それってライブドアフレパとライブドアブログの強引な結合構造みたいに今更落とし込もうっての?
あれも、出会い系スパムだかや、エログが増えて荒れてきてるんですけど、
そしたら住人がどうなるかなんて判りきってるじゃん。
健全善良な住人ほど引越し民族移動する逆効果だって。
もうBlogだのの会員シェアは数なんて意味無い。質の段階に突入してる。

Yahooの複数のBlogを被って運営したりとかってのもユーザーが見えていない証拠だが。

現状のBlogシステムにギブアップしてMTベースにってのも極論選択肢としてはあると思うが、
自社開発の技術ほぼ放棄できる?
それとも現状システムではメンテもおぼつかなくなってきた?
現状のデータ構造からMTベースやXMLにエクスポートしての引越しとかも面倒そうだね。
自社が持ってない技術は他所に任せるってのもある意味ではWeb2.0的ではあるんだけど、
金も時間もかけて根幹から開発したものを全て捨てるかどうかって判断はねぇ。
損切りやギブアップ早めにってのもIT業界のスピード経営に必要なものだが、
楽天はOSS導入やAPI公開って感じでもないでしょ?

突き詰めてく程「IT関連企業なのか」って話に。
Webを仕事に使ってない企業の方が昨今ありえないし、
独自の特筆すべき技術開発力ってのが際立っているとも最早いえないのでは?

まぁ別に三木谷さんがIT強いなんて事は元々思ってもいないが。
posted by dragon at 20:43 | TrackBack(0) | ビジネス
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